新品で購入したタオルを洗濯して使用すると、しばらくの間、繊維や糸くず、ほこりのようなものが付着してしまうタオルの毛羽落ち・繊維落ちの現象にお悩みの方が多いようです。そこで今回は、卸したてのタオルの取り扱い・ケア方法についてご紹介します。
購入後しばらくは繊維落ち・毛羽落ち・ほこりや糸くずの発生がしやすい

実は、新品で購入したタオルの繊維落ち・毛羽落ちの現象は、タオルの製造や綿という材質上、少なからず避けて通れないものとなっています。
ここではその理由について詳しく説明します。
製造工程で付着した毛羽やほこり、糸くずなどが残っている
新品のタオルは、工場で製造・完成されたタオルがそのまま手元に届いた状態のため、工場での製造過程で付着した不要な繊維やゴミ・糸くずなどが付着している状態となっています。もちろん、新品として納品されるまでには不要な繊維やゴミを可能な限り取り除く作業は行われていますが、タオルという性質上、繊維の奥に入り込んでしまったものなどは、洗濯を行わない限り完全に取り除くことはできません。
そのため、購入したての新品のタオルは、必ず使用する前に1度しっかりと洗濯を行うようにしてください。
使い始めの時期は繊維の数が多いため
新品のタオルは、繊維の総量が多い状態にあります。タオルは経年劣化と共にボリュームがなくなる傾向にありますが、それは使用や洗濯を繰り返すうちに繊維が抜け落ちたり、細くなることで起きています。新品のうちは繊維の太さもしっかりしており、繊維数も多いため、必然的に繊維が抜け落ちる量も多くなる傾向となるのです。
摩擦に慣れていない状態のため
新品のタオルは当然一度も使用されていないため、使用に伴う摩擦ダメージに慣れていない状態です。そのため、はじめのうちは、タオルの使用や洗濯時の他の洗濯物との擦れ合いなどで繊維表面に加わる摩擦により、繊維表面の摩擦に弱い毛羽部分が抜け落ちます。
タオルの繊維落ち・毛羽落ち・糸くずやほこりを取り除く際の方法と注意点

新品のタオルは、大なり小なり繊維落ち・毛羽落ちが生じてしまうことは致し方ないことをご説明しましたが、ここではそんな繊維落ち・毛羽落ちを取り除く際の適切な処置方法と、気をつけるべき注意点についてご説明していきます。
空気中でタオルを大きく振り毛羽やほこりや糸くずなどを振い落とす
タオルに繊維落ち・毛羽落ちが生じた際には、洗濯時にシワを伸ばす際と同じイメージで、空気中でタオルを大きく振りなびかせるようにして、抜け落ちた繊維や毛羽やほこりや糸くずなどを振い落とすようにしましょう。そうすることで、毛羽やほこりがタオルから落ちるのと同時に、タオルの繊維全体に空気がしっかりと通ることにより、使い心地がふんわり・やわらかな仕上がりとなるため一石二鳥です。
ドライヤーを活用し毛羽やほこりや糸くずなどを吹き飛ばす
空中で振り落としても落としきれない場合は、ドライヤーを活用するのも有効です。ドライヤーの冷風モードを使って、風量で抜け落ちた繊維や毛羽やほこり、糸くずなどを吹き飛ばしましょう。このとき、温風を使用すると、タオルに熱ダメージを与えたり、繊維が焼け焦げてさらに抜け落ちる原因となってしまう恐れがあるため要注意です。必ず冷風を使用するようにしてください。
掃除機やコロコロの使用は絶対NG!
直接抜け落ちた繊維や毛羽・ほこりを取ろうと、掃除機やコロコロを使う方もいらっしゃいますが、この方法は絶対に避けるようにしてください。
掃除機を使うと、吸引力によって、抜け落ちていない繊維まで抜け落ちてしまったり、繊維が伸びてしまったりと、タオルにダメージを与えてしまいます。
コロコロの使用も、繊維全体が張り付くことで、はがす際に掃除機と同様、抜け落ちていない繊維まで抜け落ちてしまったり、繊維が伸びてしまったりと、こちらもタオルに大きくダメージを与えてしまいます。
タオルの繊維を傷めてしまっては元も子もないため、繊維落ち・毛羽落ち・ほこりの除去の際はもちろん、いかなる場合であっても、掃除機とコロコロをタオルに使用することは絶対にしないよう注意してください。
繊維落ち・毛羽落ち・ほこり・糸くずの発生を防ぐためのケア方法

卸したてのタオルの繊維落ち・毛羽落ち・ほこりの発生を抑えるために取り入れたい、日頃から実践できるケア方法についてご紹介します。
洗濯ネットに入れて洗濯する
タオルの繊維落ち・毛羽落ち・ほこりは、タオルに摩擦ダメージが加わることで発生します。少しでもタオルから摩擦によるダメージを防ぐためには、洗濯ネットに入れてのお洗濯が効果的です。タオルの洗濯の際は、大きめの洗濯ネットに軽く畳んでタオルを入れた状態で洗濯機に入れるようにしましょう。洗濯ネットは、ホームセンターや100円均一などでも手軽に購入することができます。1枚の洗濯ネットに何枚もタオルを突っ込んでしまうと、ネット内でのタオル同士の摩擦や、汚れ落ちにも影響してしまうため、洗濯ネット1枚に対してタオル1枚を入れるようにしてください。
たっぷりの水で洗濯する
洗濯の際は、十分な水量で洗うようにしましょう。洗濯量に対して水量が少ないと、洗浄時に洗濯機内にゆとりがない状態となってしまい、洗濯物同士による激しい摩擦が生じてしまいます。また、水量が少ないことで付着していた繊維クズがしっかりと排水されず、せっかく洗濯してもタオルに付着したままの状態で洗濯が終了してしまう場合もあります。水量は洗濯物の量に対してゆとりのある量で設定するようにしましょう。
柔軟剤の使用頻度を落とす
タオルはやわらかい方が良いと柔軟剤をお使いの方も多いかと思いますが、実は、柔軟剤の過度な使用もタオルの繊維落ち・毛羽落ち・ほこりとなってしまいます。
柔軟剤は繊維の表面をコーティングする作用があるため、使用回数を重ねるごとにコーティングの層が厚くなり、繊維がすべりやすくなることで抜け落ちやすくなってしまいます。
また、やわらかさへの効果に関しても、柔軟剤の過度な使用は逆効果となる場合がほとんどです。柔軟剤による繊維表面へのコーティング層が厚くなることによって空気の通りが悪くなり、手触りのみ滑らかで、実際のやわらかさやボリュームに関しては微妙な仕上がりのタオルとなってしまいます。
柔軟剤の使用は3から4回に1回程度の使用を目安に、メーカーの推奨量をきちんと守って使うようにしましょう。
少ない洗濯量で洗う
タオルと一緒に他の洗濯物も洗う際は、洗濯量にも注意が必要です。多くの洗濯物と一緒に洗うと、それだけ他の洗濯物と洗濯機内で干渉し合うため、摩擦ダメージを多く与えてしまいます。1回で行う洗濯物の量はなるべく少ない量で洗うように心がけましょう。洗濯する時間がなかなかとれない、ついつい溜め込んでしまうという方は、種類別に分けて洗うだけでもダメージリスクを低減できますので、衣類とタオルを分けて洗うようにするとよいでしょう。
過度な乾燥を避ける
タオルの乾かしすぎにも実は注意が必要です。タオルの繊維は適度な湿度が保たれることで滑らかな肌触りや快適な使い心地を発揮します。乾燥のしすぎは必要な水分まで失ってしまい、タオルの繊維がゴワついてしまうことで、使い心地の悪さに加え、結果的に繊維落ち・毛羽落ち・ほこりの発生原因ともなってしまうのです。
タオルも、私たち人間の肌や髪と同じように、適度な潤いが必要です。洗濯物を干す際は、朝干したら昼過ぎに状態を確認し、乾いているようなら取り込む・直射日光を避けて日陰の位置に干すなどして、過度な乾燥はさけるようにしましょう。
それでも洗濯時の繊維落ち・毛羽落ち・ほこりが気になる場合は?

繊維落ち・毛羽落ち・ほこりの対策方法についてご紹介してきましたが、対策を講じてもまだ気になる場合は、次にご紹介する内容についてチェックしてみると解決するかもしれません。項目ごとにくわしくご紹介していきます。
洗濯機の糸くずフィルターをチェックする
洗濯機には糸くずフィルターという、洗濯時に発生する繊維落ちや毛羽落ち、ほこりや糸くずなどをキャッチしてくれるフィルターが付属しています。
基本的に糸くずフィルターは、洗濯ごとに溜まった汚れを取り除く必要があるのですが、実際に毎回糸くずフィルターの掃除をしているという方は実は少ないようです。
糸くずフィルターのフィルター内にごみが溜まりすぎると、フィルターのキャパを超えて、取りきれなかった分の繊維落ちや毛羽落ち、ほこりや糸くずは、そのまま洗濯物に付着してしまいます。
また、経年劣化によって知らないうちに糸くずフィルターが破損していた、というパターンの方も中にはいらっしゃるようです。
糸くずフィルターは毎回の洗濯が終わるごとにチェックして、最低でも週に1回は掃除するように心がけましょう。
糸くずフィルターが破損・劣化している場合は、新しいものに取り替えるようにしましょう。
糸くずフィルターは、使用中の洗濯機のメーカーが販売しているものはもちろん、ホームセンターや百円均一などでも代替品が販売されていますので、定期的に取り替えるのがおすすめです。まずはご自身の糸くずフィルターの状態をチェックしてみてください。
洗濯槽クリーナーを活用し洗濯槽の掃除をする
洗濯槽が汚れている場合、洗濯槽に付着した汚れや、洗濯槽から排出しきれなかった汚れなどが洗濯物に付着してしまいます。
汚れ落ちやにおいの原因にもなるため、洗濯槽の掃除も定期的に行うよう心がけましょう。
市販の洗濯槽クリーナーを活用すると、かんたんに洗濯槽の掃除が行えるためおすすめです。
1ヶ月に1回を目安に、クリーナーを使って洗濯機内の洗濯槽を清潔に保つようにしましょう。
タオルとその他の洗濯物で分け洗いをする
その他の衣類などと一緒に洗濯をすると、洗濯物ごとに素材もさまざまなため、洗濯機内での干渉によってタオルにダメージが加わってしまいますので、タオルとその他の洗濯物で分けて洗うことをおすすめします。
洗濯回数をできるだけ抑えたいといった難しい場合は、綿類(タオルや綿素材の衣類)とその他に分けて洗うなどするだけでもダメージを低減できるため、検討してみましょう。
柔軟剤を使わない
柔軟剤の使用回数を控えるよう先述しましたが、柔軟剤を使用しないのも一つの手です。というのも、柔軟剤の効果は、洗濯物の繊維の表面に膜をつくってコーティングすることで肌触りを滑らかにしているため、実際に柔軟剤を使うことによってタオルのふんわり感やボリュームが出ることによるやわらかさの実感にはほとんど影響がないためです。
タオルのやわらかさやふんわり感は、タオルの繊維間にいかに空気を含ませるかによります。
先の項目でもご説明した通り、表面がコーティングされ滑りがよくなることでタオルの繊維落ち・毛羽落ち・ほこりの発生の原因ともなってしまうことに加え、やわらかさやふんわり感への効果も実際にはほとんど無いため、タオルの洗濯時には柔軟剤を使用しないこともぜひ検討してみてください。
使用に伴いタオルに繊維落ち・毛羽落ち・ほこりが出るようになったら取り替えのサイン

使い続けているうちに繊維落ち・毛羽落ち・ほこりが目立つようになった場合は、タオルのお取り替え時期のサインです。品質や機能面においても十分な効果を発揮できない状態となっているため、新しいタオルに取り替えるようにしましょう。
SWWOC(スウォック)のタオルはほこり落ちや毛羽落ちがしにくく高品質でおすすめ

繊維落ち・毛羽落ち・ほこりの発生が気になる方におすすめなのが、SWWOCのタオルです。
SWWOCのタオルは、大阪泉州のタオル専門工場で、職人の手によって1枚1枚丁寧につくられた国産品質のジャパンタオルです。
ふんわりとしたやわらかな肌触りで、肌あたりも滑らかなので、大人はもちろん小さなお子様にもあんしんしてお使いいただけます。
特別な技術を採用したダメージレスで上質・快適な使い心地
SWWOCのタオルは、エンジェルスピン技術という特殊な糸で織られているため、上質な肌触りはもちろんのこと、驚くほどにしっかりと水分を吸い取ってくれる吸水性と、部屋干しでもスピーディに乾いてくれる速乾性にも非常に優れており、大変好評いただいております。
どんな空間にも合うデザインとカラー展開をご用意
シンプルでスタイリッシュなデザインのSWWOCのタオルは、バスタオルとフェイスタオルの2種類を展開、それぞれお色はサンド・アイボリー・チャコールグレー・ストーングレー・イエロー・オレンジ・グリーンの7色をご用意しております。
鮮やかな色からシックな色まで取り揃えているため、ご自宅のインテリアに合う色をお選びいただけます。デザインも人や空間を選ばないシンプルでスタイリッシュなデザインのため、お気に入りの1枚をきっと見つけていただけます。
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この機会にぜひ、SWWOCのタオルをご検討ください。
適切なタオルケアで快適な毎日を送りましょう

新品で購入したタオルの繊維落ち・毛羽落ち、ほこりや糸くずが出る現象は、タオルの製造や綿という材質の性質上、どうしても多少は発生してしまいます。
タオルの状態が落ち着くまでは、本記事にてご紹介した方法を参考に洗い方に注意して取り扱っていただくと良いでしょう。
また、これまで使用してきたタオルに突然繊維落ちや毛羽落ち、ほこりや糸くずが出てきた場合は、新しいタオルへの取り替えのサインです。
この機会に新品のタオルに取り替えて、気持ちの良い毎日を送りましょう。
本記事は下記のサイトを参考に作成しております。
(参考:タオル専門店「伊織」 タオルのトラブル(毛羽落ち) 2022年6月8日、タオル専門店「伊織」 タオルのトラブル(毛羽落ち) 2022年6月8日、オリジナルTシャツプリントTMIX タオルの毛羽落ちの原因や対策方法をご紹介!タオルが糸抜けする原因は洗濯に? 2022年6月8日、taoru.com タオルの綿落ち(毛羽落ち)の対処方法について 2022年6月8日、お役立ち情報サーチ バスタオルの毛羽落ちがひどい!体につく繊維・糸くずをなくす方法って? 2022年6月8日、YOURMYSTAR STYLE by ユアマイスター タオルの洗濯は柔軟剤はNG!ごわごわをふわふわにする写真付き解説 2022年6月8日)